2年後に就職を控えた大学生でせっかく東京に出てきているのでOB・OG訪問をたくさんしています。その中で得た学びを忘れてしまわないように記事にしていきたいと思います。
今回話を聞かせていただいたのは大学の先輩で、入学前から予備校の一風変わったセミナーで班のリーダーを担当してくれていたAさんです。Aさんは理系学部の出身で修士課程への進学を考えていたが、学部卒で就職の道を選び識学に新卒で入社されたというバックグラウンドの持ち主です。

識学についてはタクシーの広告やNewspickで記事を読んで最近には珍しいマッチョな考え方の会社だなあと思っていました。(すみません)しかし実態は全くわからないままだったのでせっかくなので話を聞いてみたい!と思いアポを取って場をセッティングしていただきました。聞いたことを私なりに咀嚼してまとめてみます。企業の意図とは異なるかもしれませんがご愛嬌ください。

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”識学ってどんな会社?”

経営者の目線で個人のパフォーマンスが会社の利益に直結するような組織づくりを推進する組織学を広める会社。モチベーションマネジメントの責任は雇用主にあるわけではないという考えのもと、徹底的な成果主義で社員を評価する。基本的にトップダウンだが成果を高めるための提案はしやすい風通しの良い環境。

私はもともとボトムアップの会社が理想的だと考えていたので、真逆の考え方でとても興味深かったです。結局は視点を誰に合わせるかの話で会社というものの下に集まっている以上そのビジョンに賛同し、利益を上げるために最善を尽くすというのは至極合理的な考え方だと思いました。先輩も基本性悪説だから(笑)と言っていたように管理することで全体のパフォーマンスを最大化しようというマネジメント方法のようです。こういった組織のあり方はやりがいを見失いやすい人が多い組織にはあっていると思いますが、識学のように優秀な社員さんの多い会社でこのようなマネジメント方法を推進しているのは大変興味深いことだと思います。とはいえモチベーションマネジメントは一番不要なマネジメントだとつくづく思っていたのでそこは非常に納得できました。

”仕事のやりがいは?”

つい最近マザーズ上場したこともあり、会社の成長スピードを手に取るように実感できる。自分の成果がそのまま評価に繋がる。クライアントの成長がそのままやりがいに繋がる。

 

組織コンサルティングの会社ですが、クライアントの経営にフォーカスしているので成長率で成果をダイレクトに見ることができることが魅力のようです。成長スピードが凄まじく会社規模も社員50人ほどなので貢献度が高いようです。

”会社の特徴は?”

若い会社なこともあり中途社員の割合がかなり高い。成長スピードがとんでもなく早い。コンサルティング会社なので利益率が高くマーケティング費用を多くかけられている。識学という学問を自社がお手本的に体現している。

プロダクトの成功事例として自社があるというのはやりがいにも適度なプレッシャーにもなってとてもいいなと思いました。無形サービスなので利益率が高いのはビジネスモデルを軸にしている学生にとってはポイントが高い点だなと思います。

まとめ

組織の方向性がとにかく明瞭で入社後のギャップが少なそうな会社だなと思いました。資本主義社会で会社が生き残っていくためには利益を上げることが第一なのでとにかく合理的な考え方が好きといった人がフィットしやすいのではないでしょうか。ビジョンへの共感はもちろん、新しい考えも即座に咀嚼して物にする優柔さが求められているようです。